カフェを持つということ   ~  @caffe NEUTRAL
神戸のcaffe NEUTRAL カフェ ニュートラルのオーナーが  カフェを開店するまでと そのこだわりを徒然に・・・
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カフェ caffe 回転率 イージーチェアー fasem レンタル イス ギャラリー 大谷石 カウンター 一枚板 フランク・ロイド・ライト ご利用 ヨドコウ迎賓館 目線 解体 スケルトン 大工さん 設計  コーヒー 名前  柳宗理 宗理 バタフライ・スツール caffè studycaffe 



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扉 -11
 扉



はヒトを迎えたり送ったり
 時には拒絶したり 開け放されたり

一番初めと最後にお客様に触れる場所だから

そのを カウンターと同じ 櫻で作ってもらった
できるだけ大きいにする
の周りはガラスにして だけを木材にする
開放感をだしつつも 入る前には一呼吸おいてもらうために

取っ手もしぶくつや消しのシルバーで
 丸みをあまりつけずにシャープに

そんな中 一つだけ注文をだしたところがある

扉の蝶番をカウンターの内側に・・・

 NEUTRALではできる限りお客様を一人ひとり扉を開けてお送りするようにしている
 お客様をお送りしやすい向きに蝶番をつけて大切にお礼をこめてお送りする
 感謝し再会を願いつつ


caffe NEUTRAL web*→http://caffeneutral.web.fc2.com/
LPジャケ展 web*→http://lpjyaketen.web.fc2.com/

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テーマ:カフェを持つということ - ジャンル:ライフ


設計 ~10
店内



こちらの設計はどちらの設計士さんですか?

よく聞かれます
それも 大工さんや建築関係など『クロウト』さんに・・・

でも違うんです
設計士はいないんです

ほぼ私の意見をきいてもらいました
 前にも話した
  ヨドコウ迎賓館と
  ロイヤルホテルの リーチ・バー をリスペクトしつつも
 自分の一番行きたい店を考えたのです

よくある 焦げ茶色の山小屋風コーヒー専門店や
 その頃 はやっていた 真っ白な今風カフェ
 ポップすぎるみせや ただ倉庫をそのまま使いました風のダイナー
 アメリカンカントリー もしくは イタリアンデザイン ・・・
 な店にはしたくなかったのです

考えたのは
 飽きの来ないシンプルなデザイン
そして
 完成したときが一番美しいのではなく
 だんだんいい色になっていくようなホンモノの材料を使うこと

お陰で caffe NEUTRALにしかない 空間が出来上がりました
 
・・・時々 アイデアを お客さんから盗まれたりもしてるけど
    それもまた良し。。。かな?

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LPジャケ展 web*→http://lpjyaketen.web.fc2.com/

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大谷石とライト ~3
大谷石@caffe NEUTRAL



カウンターは決まった
さて カフェの全体的なイメージは・・・

そこで 思い浮かんだのは ちょっと恐れ多くて恥ずかしいのですが
大巨匠 フランク・ロイド・ライトの設計した
ヨドコウ迎賓館』です!!
http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/index.html
(すばらしい ホームページです  ネットで体験ツアーも出来ます)

ヨドコウ迎賓館は、帝国ホテルの設計依頼を受けて来日(1915-1922年)したF.L.ライトによって、
神戸・灘の酒造家である山邑家の別邸として設計された建物で芦屋にあります

そこは私の大好きな建物で それまでに何度か訪れて
隅々まで行き届いた設計と重厚さに圧倒されていました

それで 大工さん・現場監督さん・電気屋さんなど
うちのカフェを作ってくれることになったチームの人たち
全員で ヨドコウ迎賓館を訪れたのです

それは 大まかなイメージをわかってもらうためと
ヒントをいただくための訪問でした

まず 材木に関してはカウンターを含めて他の材料にしても良いものを得る準備は出来ていました
ですから その他のパーツに関してもできるだけ天然のものを使いたい
と言う気持ちが 迎賓館を見て強固なものになっていったのです

迎賓館は外装・内装両方に
大谷石 おおやいし 
という栃木県の大谷町で採掘される石を使っており
ライトは内装に初めて大谷石を使った人と言われています
大谷石とは 青みがかった軽石状の石で
今から約二千万年前の火山活動でできた凝灰岩であり
樹木や貝殻の化石が混じり それがまた美しいデザインとなった石です
どうしても その石を内外装に使いたいと思い
さて?どうしたものか?
 と思って ネットを探していたら
大谷石資料館』にたどり着きました
http://www.oya909.co.jp/

その資料館に電話を入れ そこの館長さんに
大谷石屋さんを紹介してもらったのです
 関東では良く使われる大谷石も
 関西ではルートを探すのが難しかったようです
その大谷石屋さんが なんと! その頃 内装用に
 タイル状の小さくカットした大谷石を商品化されていて
それを一番最初に使用することができたのです
 大谷石は塀に使うことが多く 大きく長方形にカットされたものが
通常売られる状態だそうで その石屋さんに知り合えたことは
幸運だったと今も思います

さてさて そんな風に大谷石との出会いをくれた
迎賓館ですが
もう一つ盗んだものが・・・
 それは ニュートラルのカウンターのバックのお酒が並んでいる棚です
その棚板のバランスをどうするか?
 それが悩みだったのですが
迎賓館の応接室の作り付けの棚に
   微妙なアンシンメトリーの棚が・・・・
そのバランスの巧みさをそのまま頂いたのでした
ライトさんゴメンナサイ (#)


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first impression ~2
カウンター @caffe NEUTRAL


さて どんなカフェにするのか

まず思い浮かんだのが 広くて長いカウンター
一人のお客様が来ていただきやすいような
 ふと 読みかけの文庫本をもってふらりとやって来て
  おいしいコーヒーを一杯
   快適な空間で本の中に吸い寄せられてしまう
    もう一杯おかわりを!
  その一席おいた横には カウンターの中のスタッフと
   昨日見た映画について話す人・・・
カウンターには余計なものは置かない
  ただ 水の入ったグラスとコーヒーカップ

そういうイメージで組み立てだしました
 私は実家が幸運なことに材木屋なので 
   良い一枚板をカウンターには使いたい
よくある 本格コーヒーをだす喫茶店の
こげ茶色のペンキで塗ったカウンターではなく
 木目と木の手触りを感じて欲しい

初めから 櫻で行こうと決めてました
 櫻は少し赤茶色の色目をした木です
イタリア家具なんかに使われるようなちょっと粋な材です

それで実家の倉庫をうろうろしていると
父が1本の木を指差し コレにしたら良いといったのは
 製材されて蝋をぬったまま放置されたかのような木材
なんでも亡き祖父が 
 ある寺に頼まれて本堂の上がり框(あがりかまち)にするべく購入したものの 
  値段が高くて予算と合わずにキャンセルされて
   30年以上在庫として眠っていた材・・・
そして それが なんと 『北海道の櫻材』だったのでした

 そのときは一見すると薄汚れた材だったのですが
磨いて店に運ばれたときの感動
  美しく堂々とした 貫禄
 それに最新のニスをかけてもらって
輪染みはつかないけれど木の感触を感じられる
そのギリギリのところをお願いした結果
  思った以上にいい塩梅に仕上がったのです


その後 いろんなお客様のタバコの火に焦がされたりもしていますが
 私はいまでも カウンターこそが我がカフェの顔だと思っています
そして カウンターを褒めてもらうと喜んで 
『カウンターを裏側から叩いてみてください』と言います
いい材を使ったカウンターは コツコツといい音がします
 その音はカウンターの誇らしげな声です
まだの方は是非試してみてください

 
中身が空洞の貼りのカウンターは 
  叩くと薄っぺらな やすもんの音がします
そんな店では やたらとカウンターを叩くと
    店主にいやな顔をされますのでご注意ください!!


*上がり框(あがりかまち)・・・玄関や勝手口などの上がり口に取り付けた横木、あるいは化粧材のことです

テーマ:カフェを持つということ - ジャンル:ライフ


きっかけ ~1
caffe NEUTRAL


そもそも漠然と
おいしいコーヒーを
 おいしいと思っている人と一緒に飲みたい 飲んでいただきたい
という 夢のかけらのようなものは 心に何故かあったりして
それが ただの夢物語のうちは良かったんだけど
ある日 
 ある物件(つまり 今 NEUTRALを営業しているとこ)のシャッターに 
  『貸し事務所』の張り紙を見たときから
 まるで 何かの熱病にかかったかのように
カフェ やろう!!』
と奮い立ち caffe NEUTRALは 始まったのでした
 まだ その頃は名前も決まってないんだけれど・・・

あの時の熱い思いは なんだったのか
あっという間に 物件を見て 契約して
その前は普通の事務所として使われていたので
 全てのものを捨てて はがして スケルトンにして
四角い箱の状態から caffeについて考え始めました

今から考えると 新しいものを作り出すパワーに突き動かされて
走り続けたかのような 熱すぎる数ヶ月間でした (#)



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